オマエは俺の物
それから1日中大会は続く。
学園中の恋してる男子たちの愛の告白はとても感動した。
「君の笑顔は他の人になんか見せたくない。これからは、僕の前だけで笑ってくれないか?」
なーんて告白もあった。
フラれちゃったんだけどね。
とにかく大会は大盛り上がりで、20番目が来た。
すると、体育館中今まで以上に盛り上がってきた。
あたしは辺りを見回し動揺していた。
「れーい様!」
「れーい様!」
澪様コールがでてきた。
「では、告白しましょう。」
そういって澪先輩はステージの真ん中に。
学園のアイドルの告白となれば、盛り上がるはずだ。
・・・でも、あたしのコト言ってくれるのかな?
隠すのかな?
どっちにしろ、自信なかった。

「僕は・・・君が好きです。」
目線の先には・・・
あたしがいた。
強く見つめあい、近づく。
全校からキスを迫られ、あたしに澪先輩が近づく。
「俺からの愛、受け取れよ?」
そう小声で言い、軽く触れるだけのキスをした。そしてあたしも小声で返す。
「受け取ったよ?」
あたし達のキスは大歓声を浴びた。

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