オマエは俺の物
ラケットとシャトルの貸し出しがあった。
合計1000円と聞くと澪先輩はお金を出すのを嫌がった。
でも結局、あたしのために出してくれた。
「いいー?」
あたしはサーブの準備をした。
澪先輩は相変わらず普通に構えていた。
あたしを甘く見ている。
こうみえてあたしは県大会までいったほどのレベルだ。
澪先輩には負けない!!!!!!!!

・・・チーン。
惨敗だった。
澪先輩は強かった。
どんなショットでもはねかえすから。
「もおおおおおおおおおお!澪先輩強いです!」
あたしは悔し紛れに言った。
「もう一回!」
そして第2回戦。

・・・チーンチーンチーン。
さっきより大差で負けた。
澪先輩運動神経いいんだなあ。
「俺様が勝ったんだから命令。ラブホ行くぞ。」
「はああああああ!?行きません!」
あたしが逃げても・・・すぐにつかまった。
「テメエいい加減にしろよな?しゃーねーから俺んちいっか?」
澪先輩の家・・・?
キャー!!超行きたい!
「うん!」

澪先輩の家はとっても大きな屋敷だった。
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