オマエは俺の物
向かったのは澪先輩の部屋。
特に何もなく、地味な感じだ。
あたしはとりあえず床に座った。
「なんか飲み物いる?」
「いいです・・・。」
緊張で何ものどを通りそうになかった。
やばい。すごい緊張する。
あたしがブルブルしていると澪先輩はあたしの体を包んだ。
温かい澪先輩のぬくもりが愛おしかった。
しばらくたって、キスをした。
目をじっと見つめあった。
澪先輩の顔は本当に綺麗だった。
「澪先輩・・・。」
あたしは目を閉じた。
もう、全てを澪先輩に捧げようと思った。
「オマエ可愛すぎ。」

気づいたらベッドの上で寝ていた。
頭には澪先輩の腕があった。
澪先輩の大きな胸に包まれているあたし。
気持ちよさそうに眠る澪先輩のほっぺにキスをした。
なんか悲しくなる。
澪先輩ともっと話したかったよ・・・。
もっとラブラブにすごしたかったよ・・・。
いつもこんなコトして終わるだけ。
澪先輩は本当にあたしが好きなのかな・・・?
「オマエ起きてたのか・・・。」
急に涙がどっとでた。
「・・・好きですか?あたしのこと。」
なんかもう自信がなかった。
「好きじゃない」って言われても納得できそうだった。
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