オマエは俺の物
「亜実!この水着が気に入ったんならこの水着じゃなきゃ澪クンの目をひきつけられないよ!この水着でいきたいでしょ?」
「うん・・・。」
本音はそうだ。
でも、そんなわけにはいかないの。
麻実から2万4千円も借りるなんて・・・。
いままでの行動からしてもどうやって恩返しをしていったらいいのか分からない。
「麻実のコトは気にしないで!麻実はもう働いてるから2万くらいちょろいよ!」
絶対にそんな事はない。
麻実が一生懸命働いたお金だ。
ちょろい分けがない。
なのに・・・。
涙がこぼれそうだった。
でも、泣かなかった。
「ありがとうね。姉ちゃん大好き!!」
2万9千円の高級水着を購入した。
この水着の恩返しといままでの恩返しは絶対にするから・・・。
この水着で澪先輩をオトします!!

海へのデートは以外にも澪先輩から誘われた。
誘われ方がうざかったけど。

「あー命令ねー明日デート!予定あけとけ。海ね。セクシー水着なきゃ溺れさせるから。じゃ。」

は?澪先輩はあたしより水着か!って思った。
でも、デートは楽しみだなあ。
明日、澪先輩があたしを惚れなおすもんね!
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