白の世界
その日の夜、スタジオでメンバーに名古屋行きの事を告げた。
「そうか、まあ仕事だから仕方ないし、うちのバンドのギターは咲しか出来ないんだからさ。」
ミホはそういって笑ってくれた。
「そうそう、ライブの時は都内にくれば良いし、スタジオもライブの前の日に入れば、なんとかなるよ。
加奈も笑顔で、そういってくれた。
「心配しないで、行ってこい、名古屋!!」
「そうそう、名古屋でもライブ出来るように、ブッキングよろしく。」
なんて、前向きな二人なんだ、と思ったが、彼女たちの優しさがとてもうれしかった。
「うん。じゃあ、名古屋がんばってくるよ。」
あたしも笑顔でそう答えた。
「でもさ、一輝くんは??きっと寂しがるよね。」
「ね。やっと一輝くんに決めたのに、これじゃあね、ちょっと寂しいよね。」
「うん。一輝にも、ちゃんと言う。この際、彼女にしてくださいって、頼んでみようかな。」
「だね〜、それがいいんじゃないの?いい加減はっきりさせれば。」
「明日、会うから、ちゃんと伝えてみるよ。」
「きっと、大丈夫だよ!」
二人の笑顔に助けられ、少しだけテンションが上がった。
でも、とても不安だった。
一輝に伝えるのが、とても不安だった。
「そうか、まあ仕事だから仕方ないし、うちのバンドのギターは咲しか出来ないんだからさ。」
ミホはそういって笑ってくれた。
「そうそう、ライブの時は都内にくれば良いし、スタジオもライブの前の日に入れば、なんとかなるよ。
加奈も笑顔で、そういってくれた。
「心配しないで、行ってこい、名古屋!!」
「そうそう、名古屋でもライブ出来るように、ブッキングよろしく。」
なんて、前向きな二人なんだ、と思ったが、彼女たちの優しさがとてもうれしかった。
「うん。じゃあ、名古屋がんばってくるよ。」
あたしも笑顔でそう答えた。
「でもさ、一輝くんは??きっと寂しがるよね。」
「ね。やっと一輝くんに決めたのに、これじゃあね、ちょっと寂しいよね。」
「うん。一輝にも、ちゃんと言う。この際、彼女にしてくださいって、頼んでみようかな。」
「だね〜、それがいいんじゃないの?いい加減はっきりさせれば。」
「明日、会うから、ちゃんと伝えてみるよ。」
「きっと、大丈夫だよ!」
二人の笑顔に助けられ、少しだけテンションが上がった。
でも、とても不安だった。
一輝に伝えるのが、とても不安だった。