白の世界
名古屋に向かう、新幹線の中。
ぼんやりと、緑と青のコントラストが目に飛び込んでくるのをながめた。
その後、一輝から、連絡はなくて、あたしからも、連絡はしなかった。
二人の思考が1%でも、重ならないのなら、一緒に居ても辛くなるだけなんだと、あたしは思う。
好きすぎるから、求めてしまうし、それに答えて欲しくなってしまう。
あたしは、一輝の気持ちも全部、受け止められるほど、まだ大人じゃないから。
このまま会っていたら、あたしは、心と行動のバランスがとれなくなってしまうような気がするから。
だから、もう、会わない。
会わないけど、きっと、あたしは真っ白い世界に逃げ込んでは、一輝の名前を何度でも呼んでしまう。
だから、もう、会えない。
異様に景色がゆっくり見えて、自分がかずんでいってしまうような気がした。
ふと、一輝のギターの音が、聞こえたような気がした。
ぼんやりと、緑と青のコントラストが目に飛び込んでくるのをながめた。
その後、一輝から、連絡はなくて、あたしからも、連絡はしなかった。
二人の思考が1%でも、重ならないのなら、一緒に居ても辛くなるだけなんだと、あたしは思う。
好きすぎるから、求めてしまうし、それに答えて欲しくなってしまう。
あたしは、一輝の気持ちも全部、受け止められるほど、まだ大人じゃないから。
このまま会っていたら、あたしは、心と行動のバランスがとれなくなってしまうような気がするから。
だから、もう、会わない。
会わないけど、きっと、あたしは真っ白い世界に逃げ込んでは、一輝の名前を何度でも呼んでしまう。
だから、もう、会えない。
異様に景色がゆっくり見えて、自分がかずんでいってしまうような気がした。
ふと、一輝のギターの音が、聞こえたような気がした。