花びら
朝目を覚ますと私を抱きしめたまま眠った保岡サンがいた

そっとその腕から抜け出そうとすると
また後ろから抱きしめられた

「保岡サン…」
「まだいかないで、まだこうやって里緒菜を抱きしめていたいんだ」

甘える保岡サンを初めて見た
私は思わず笑顔になる
振り向いて保岡サンのおでこにキスを落とす

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