花びら
数十分後
急に恭介がガバッと起きた
私はクスクス笑いながらおはようと挨拶した

「ごめん。この席気持ちよくて…北林さん帰ったよ」

私はカバンをとり帰ろとした
何かが引っ張ってる振り返ると恭介だった

「えっ南くん?」
「あっごめん。ただ、大野と…」

何か言おうとして言いとどまった
もう一度座る私
教室には恭介と二人だけだった
私のかばんをつかんだまま
教室の外を眺める恭介
「大野となんかあったの?」
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