花びら
私は保岡先輩の腕の中にいた

「もう心配させないで!!瀬野のそばにいたいんだ。」

私は状況が読み込めなかった。
思いもよらなかった告白

沈黙の時間が流れる
「ご、ごめん。ゆっくり考えてくれればいいから。今日明日はもうゆっくり寝て、月曜に元気な姿を見せて」

そういって先輩は病院の帰りに買ってくれたイチゴを冷蔵庫にしまって帰っていった。
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