花びら
時間はドンドン過ぎていき
いつの間にかクリスマスを迎えようとしていた
街は綺麗にイルミネーションで輝くのに私の研究室は冬休み前の報告会でバタバタしていた
私は恭介を忘れ実験と保岡さんのことだけを考えていた

彼の優しさに包まれて
私の心は癒されていった
恭介とのいつかはもうきっとない
『いつか』というその小さな約束は私の光だった
今は保岡さんの優しさが私を照らしていてくれる
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