花びら
ずっと待っていたいつか
この日をずっと待ってた
今、今走り出さなきゃ、また後悔する
でも動けない
保岡さんを傷つけて私だけ幸せになるの?
私は座り込み。目から涙が溢れ出してポタポタと地面を濡らす。
その時ケータイがなった。保岡さんの名前が映る
通話ボタンを押す指が震える
押すとすぐに保岡さんの声がした
「行け!!きっと今泣いてるんだろう?自分の幸せだけ考えろ。ずっとずっと待ってた人だろう?里緒菜…俺は幸せだったよ、傷ついてないよ。里緒菜…幸せになってよ。」
「行けないの。保岡さん…行けないよ。」
「傷ついてないよ!!悔しいだけだよ。振り向いてもらえなかった。行け!!」
そこで電話が切れたそして横から声がした。
「行けって言ってるだろう!!また後悔したいのか?」
「保岡さん…どうしてここに」
「ごめん。怖いよな?追いかけて来たなんて。カッコ悪いな。でも本当は怖くてあんな強がって送り出したのに…里緒菜、俺は里緒菜を幸せに出来ないよ。」
差し出された手を取るとぐいっと引き寄せられた。
強く抱きしめられ、急に離された。強く握られた肩が痛い。「苦しめてごめん。悩ませてごめん。別れよう。里緒菜が笑顔で幸せでいられるように願ってるから!!こんなことしか言えなくてごめん。」
そう言って保岡さんは恭介が歩いていった方向に私を向け背中を押した。
私の足は走り出していた。笑顔でいられる場所。
保岡さんの隣はいつも悲しませないようにって笑ってた。
でも恭介といる時はくだらないことでも心から笑える。
恭介の笑った顔を見たら心が温かくなるから。
この日をずっと待ってた
今、今走り出さなきゃ、また後悔する
でも動けない
保岡さんを傷つけて私だけ幸せになるの?
私は座り込み。目から涙が溢れ出してポタポタと地面を濡らす。
その時ケータイがなった。保岡さんの名前が映る
通話ボタンを押す指が震える
押すとすぐに保岡さんの声がした
「行け!!きっと今泣いてるんだろう?自分の幸せだけ考えろ。ずっとずっと待ってた人だろう?里緒菜…俺は幸せだったよ、傷ついてないよ。里緒菜…幸せになってよ。」
「行けないの。保岡さん…行けないよ。」
「傷ついてないよ!!悔しいだけだよ。振り向いてもらえなかった。行け!!」
そこで電話が切れたそして横から声がした。
「行けって言ってるだろう!!また後悔したいのか?」
「保岡さん…どうしてここに」
「ごめん。怖いよな?追いかけて来たなんて。カッコ悪いな。でも本当は怖くてあんな強がって送り出したのに…里緒菜、俺は里緒菜を幸せに出来ないよ。」
差し出された手を取るとぐいっと引き寄せられた。
強く抱きしめられ、急に離された。強く握られた肩が痛い。「苦しめてごめん。悩ませてごめん。別れよう。里緒菜が笑顔で幸せでいられるように願ってるから!!こんなことしか言えなくてごめん。」
そう言って保岡さんは恭介が歩いていった方向に私を向け背中を押した。
私の足は走り出していた。笑顔でいられる場所。
保岡さんの隣はいつも悲しませないようにって笑ってた。
でも恭介といる時はくだらないことでも心から笑える。
恭介の笑った顔を見たら心が温かくなるから。