花びら
他の人は誰も来ていなくて
大部屋には浅井サンと2人っきりだった
「瀬野?保岡のことちゃんと考えてやれ。俺が言うのはお節介だと思うけど、あいつは本当にイイ奴だし大切にしてくれるよ。」

「浅井サン…聞いたんですか?」

「俺がけしかけたもん」
浅井サンはイタズラした子供のようにニィっと笑った

大切にしてくれる…
きっと保岡サンは本当に大切にしてくれるだろう
でもそれに応えられるかが分からない
私はまだいつかを信じてる…
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