ひなたぼっこ~先生の、隣~




さっきまで聞こえていた花火の音は消え、辺りが暗闇に戻された。






それが合図かのように、妹尾にキスをした。









「…妹尾、目閉じて」



唇と唇のわずかな隙間から、囁く。






「…は…い」



ゆっくり目を閉じた。





本当…






ヤバイな…俺。






触れるだけのキスをすると、妹尾を優しく抱きしめた。





「…嬉しいことばかり言うなよ?我慢できなるから」









キスだけじゃ、我慢できなくなるからー…










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