ひなたぼっこ~先生の、隣~



「妹尾さん、いいのかな?ね、先生…」


準備室に残された麻生と、先生。



「…先生?」



いつの間にか、机に向かって頭を抱えている。







「…わり、麻生。あの話は、また今度聞いてやるから」




頭をクシャクシャと掻き、立ち上がる。





「えー!!」



「だから、今日のところは早く帰れ。俺も、用事あるから」





それだけ言うと、麻生より先に準備室を出た。







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