ひなたぼっこ~先生の、隣~




「…じめじめしてる…」



中庭に出ると、むんっとした空気を感じた。


雨がしとしとと、降り続いている。




視線を真っすぐに向けたとき、目を見開いた。







「…先生?」





壁に寄り掛かり、ぐったりしている高橋先生がいた。





「先生!」




その様子に、慌てて駆け寄る。





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