ひなたぼっこ~先生の、隣~







「…妹尾さん?」



ビク



驚いて、体が跳ねた。



ゆっくりと振り返るとー…





「…立川くん」



「遅いから心配して見に来たんだけど…大丈夫?」



立川が心配そうな顔をして、泰葉の顔を覗き込む。




「え…何が?」



泰葉は一歩後ろに下がり、視線を下に向ける。









そっと…





立川の手が、泰葉の髪に触れた。








「泣きそうな顔してる」






立川の手が、優しく髪を撫でる。





< 229 / 421 >

この作品をシェア

pagetop