ひなたぼっこ~先生の、隣~





「えっと…」




思い出そうと考えていると、中年の女性が駆け上がってきた。



「いつも息子がお世話になっています」



深く頭を下げられ、生徒の保護者だということがわかった。



「いえ…」


慌てて頭を下げる。






「高橋!何してんの?」



先に階段を上っていった麻生が、様子を見に戻ってきた。






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