ひなたぼっこ~先生の、隣~
どうしよう!
手のひらに、ジワッと汗が滲み出る。
なんか、話題・・話題・・・
頭をフル回転させ焦っていると、バックミラー越しに先生と目が合った。
ドクン。
一気に、頭の中が真っ白になってしまった。
「・・・後ろじゃ話にくいから、前来る?」
「え・・・あ・・」
「嫌なら、いいよ」
「嫌なんて!」
「あはは。冗談だよ、おいで」
ドキン。
ミラー越しに笑った先生の表情は、とても優しい笑顔。
「・・・はい」
どうしようー・・・
さっきとは違う、想い。
香奈には言えないけど、最後で良かったー・・・