ひなたぼっこ~先生の、隣~
「は?!」
3回目の"はぁ!?"。
「だって、私が原因で別れたし…別れたままは、後味悪いじゃん?」
「…」
麻生の行動や言動に、大きなため息が出る。
「後、多分そろそろ監禁解けるかもよ」
「え…?」
「今日、お母さんが学校に来て説明してくれるって。それに、私もみんなに言っちゃったし」
「言っちゃったって…」
「だから、もう大丈夫」
指をグッとさせ、笑顔で言った。
「…良かったのか?」
「だって、これ以上高橋に迷惑かけられないし。それに…」
「それに?」
「最後に、高橋を守ってみたかった。妹尾さんみたいにね」
「…」
「なぁんてね!」
「いてっ」
照れ隠しなのか、腕をバシバシ叩いてくる。