ひなたぼっこ~先生の、隣~





俺の呼び掛けに、麻生の足は止まった。








「…何かあったら、いつでも電話してこいよ。どこにいても、俺はお前の先生でいてやるから」






麻生、お前は強いよ。







「…遠慮しとく!だって、本当の高橋はヘタレなんだもん」



「へ…!?」




弱さを隠して生きてきたお前は、俺なんかより強い。




「あはは!じゃ、妹尾さんと仲良くやりなよ?」






だから、頑張れ。






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