ひなたぼっこ~先生の、隣~
「えー…どうする?」
「どうするって言っても…ここの掃除だしなぁー…」
「誰が先に入るよ?」
「俺やだ」
「私もやだよー…あ!」
女子生徒と目が合った。
「妹尾さん!」
「…え?」
驚いて目を見開いてしまう。
「妹尾さんなら大丈夫でしょ!高橋も怒らないだろうし」
「あ、かもな!」
「え…」
泰葉は断ろうとしても、背中を押され、生徒指導室の扉の前まで連れてこられた。
怒鳴り声は収まったけど…
中の空気悪そう…
でも、行かなきゃ…