『妄想物語』
タオルケットをかぶり、寝たフリをしながら本に目を落とす◇◇をこっそり見つめる。
…うん。
やっぱ大好きだ。
『メガネ◇◇』
遠くから見つめているだけなんだけどドキドキして、体が熱くなるのがわかる。
時折そっとメガネをあげる姿に「それ、いいっ!」て叫びそうになる。
ふと◇◇が一つあくびをした。
可愛さとかっこよさの融合。
…いただきました☆☆☆
てか…なんか、本気で本に嫉妬する。
そんなこんなでメガネ◇◇に夢中になってたら、のどが渇いたのでお茶を飲みに行こうと
「よく寝たぁ~♪♪♪」
なんて、目を閉じることさえもったいなくて出来なかったくせに、とりあえず口に出してキッチンへ向かう。
冷蔵庫を開ける音やコップにお茶が注がれる音に気が付いたのか
「俺ものどかわいた!」と
リビングから少し大きな声で投げかけられた。
その声の希望通り冷たいお茶を持って◇◇の元に向かう。
机の上にはしおりが挟まれた本が置かれていて、読書を休憩する準備がなされていた。
「ありがと。」
そう言いながら◇◇はグラスを受け取った。
私は自分のグラスを握りしめながら、◇◇の隣に座る。
…ドキドキとの闘い開始だ。