『妄想物語』


空気をすべて読めた私は切なくて胸が痛くてどこかに早く逃げたい気分だった。



そして私は差し出した。

二つずつのケーキとビールを。



「私もビックリした。
前に言ってた彼女さんがこんなに美人な人だなんて。
ケーキないならどうぞ。
おまけにビールもあるよ。
□□と飲むから買っていこうと思ってたの。
でもそんなカップルなのにケーキないクリスマスなんてつまんないよ。
こんな頼りない奴だけど中身は良いから☆
彼女さん、よろしくね。
…メリークリスマス!」





二人に笑いかけた私の笑顔はひきつってたかな?




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