『妄想物語』


歩き出した道は夜も深くなってカップルの数が増えていた。

雪はまだ降っていて寒さが増していた。




立ち止まってコートのポケットからクリスマスカードを出した。



開いたら涙が止まらなくなって走って家に帰った。





家についたら12/25になってた。



ケーキはないからヨーグルトを
ビールもないからインスタントのコーヒーを
机に置いた。

◇◇がいないからテレビの誰かさんに呟いた。



「メリークリスマス。」



ゴミ箱の中で私の想いは眠りに就いた。



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