『妄想物語』



冬の目覚めにこんな暖かさを感じたことはない。


目覚めたらあなたがいて…


いや、大好きなあなたがいてくれて。



今年からは身も心も暖かい冬がやってくる。



凍え死ぬ前にあなたが抱きしめてくれてよかった。



あなたは私の暖になるために私と出会ったんだよ。

…なんて。



私もあなたの何かになれるようになるから、ずっとずっとそばにいて。






久々に冬の朝、窓なんて開けてみた。


…やっぱり寒くて◇◇の腕の中に戻る。

その一部始終にふと幸せな笑みがもれた。



知らない内に冬が少し好きになりました。






~終わり~



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