私と彼の関係
「行こうか」


 彼はそれだけを言い残すとさっさと立ち上がる。


 私は彼の後を追う。リビングに行くと、宮野君のおかあさんとののかちゃんが談笑していた。


 そこには昼食とは思えない豪華な品が並んでいた。


「好きなだけ食べてね」


 宮野君のお母さんとののかちゃんが並んで座っている。



 その正面に二人分の食器が並んでいた。私と宮野君に並べということなんだろう。



 私が席に着くと、彼も隣に座る。


 本当に動揺するところなんて見たことない。


 いつも先をよんでいるみたいに普通だからだ。
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