私と彼の関係
第三章　彼氏と彼女
　いつもなら鬱陶しさを覚えるほどのまぶしい朝日が窓辺から差し込んでくる。

朝日がまぶしくない日なんてほとんどないが、その日だけはいつものようにそのまぶしさを感じられなかった。


　慌てて家を飛び出して、待ち合わせ場所となっている近所の交差点に行く。そこには背の高い男性が立ってた。


「ごめんなさい」


　彼と待ち合わせをしていたので、たっていることには驚かない。問題は約束の時間を十分もオーバーしてしまったことだ。


起きたときにはすでに待ち合わせ時刻になっていた。


彼の携帯に電話をするが、もう待ち合わせ場所に来ているとかで、慌てて家を出ることになった。


だが、彼に会うのに昨日のようなぼさぼさの髪でというわけにはいかない。


それなりに準備をし、遅くなってしまった。今となればそのままで来たほうがよかったのかもしれない。


　彼は腕を組み、私をじっと見る。


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