天使のような悪魔な?!恋人
「着いたぜ。」

そこは小さな公園で
丘の上にひっそり作られているところだった。


「これを見せたくって
誘ってたんだ。
俺のとっておきの場所。」

そう言って空を見上げていた。

ァタシも彼のマネをするように
空を見上げると…


そこには満天の星空が
絨毯みたいに敷き詰められていた。


「ぅゎぁ。すっごく綺麗…」

思わず魅入ってしまう。

「だろ??俺も最近見つけたんだ。」

「そうなんだ、いい場所だね。」

「俺、どうしてもこれを
蒼に見せたかった。
だから、今日は来てくれて
ありがとな。」


素直にうれしかった。


「ありがとう。今日は来て正解だったよ。
一瞬ホントに最低なヤツかと思ったけど…」

しまった!!

「そういや、さっき叫んでたけど
なんかあったのか??」

ニヤッと笑う雨沢君。


言わなきゃよかった。


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