ばーか、だいすきだよ。
ここは…学校の帰り道で。

もう少しで、ちっさの家。それからもうちょい行くと、わたしの家。

更に進めば―― 竜晴の家になる。



「ほ、ほんとに…?」

すぐ隣りにいたちっさの動きが、ピタっと止まる。

「相手は…」


「竜晴じゃない!リュウじゃないよ!」

わたしは大きい声で言った。”叫んだ”に近かったかもしれない。

でも、必死で誤解を解こうとした。



ちっさはわたしに瞳を向ける。

その目は確かに涙で潤んでいて…


「ゆんちゃ…」


そのままちっさは



わたしにゆっくり倒れたんだ
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