王子様はカリスマホスト
思い出の王子様
気が付いた時には病院にいて。
あたしはベッドに横になっていた。
ベッドの傍に立っていたのは、見覚えのある中年の男性―――。
「叔父さん―――?」
あたしの声に、椅子に座ってうつらうつらしていたおじさんがはっと目を覚ました。
「唯菜ちゃん!気付いたかい?」
「なんで叔父さんが・・・・・。ここ、どこ・・・・・?」
白い殺風景な部屋を見回す。
「病院だよ。・・・・・覚えてないかい?事故のこと―――」
「事故・・・・?」
あたしは首を傾げて考えた。
―――どうして病院に?事故って―――?
「あ、とにかく先生を呼んでくるよ!待ってなさい!」
叔父さんがバタバタと部屋を出ていく。
雄介叔父さんは、パパのお兄さんだ。
丸い顔に丸いメガネ。体も丸くって、なんだかドラえもんみたいだ、と昔から思っていた。
いつもニコニコと優しくて、大好きな叔父さん。
少し、顔色が悪かったみたいだけど―――。
しばらくすると、背の高い白衣を着た先生らしき男の人が、看護婦さんを2人伴って部屋に入ってきた。
あたしはベッドに横になっていた。
ベッドの傍に立っていたのは、見覚えのある中年の男性―――。
「叔父さん―――?」
あたしの声に、椅子に座ってうつらうつらしていたおじさんがはっと目を覚ました。
「唯菜ちゃん!気付いたかい?」
「なんで叔父さんが・・・・・。ここ、どこ・・・・・?」
白い殺風景な部屋を見回す。
「病院だよ。・・・・・覚えてないかい?事故のこと―――」
「事故・・・・?」
あたしは首を傾げて考えた。
―――どうして病院に?事故って―――?
「あ、とにかく先生を呼んでくるよ!待ってなさい!」
叔父さんがバタバタと部屋を出ていく。
雄介叔父さんは、パパのお兄さんだ。
丸い顔に丸いメガネ。体も丸くって、なんだかドラえもんみたいだ、と昔から思っていた。
いつもニコニコと優しくて、大好きな叔父さん。
少し、顔色が悪かったみたいだけど―――。
しばらくすると、背の高い白衣を着た先生らしき男の人が、看護婦さんを2人伴って部屋に入ってきた。