王子様はカリスマホスト
「大したものはないんだけど、何か食べたいものはあるかい?ラーメンとか、ス
パゲティとか・・・・・あ、でもミートソースがないな。ええと―――」
冷蔵庫の中をがさがさと探し始めた叔父さん。
あたしは慌てて手を振った。
「あ、あの、いいです。あたしそんなにお腹すいてないし―――」
「そうかい?でも病院でも大したもの食べてなかっただろう」
確かに、病院で出された食事は食欲が湧くものではなくて目覚めたばかりのあたしの箸もなかなか進まず―――。
だけど、不思議と食欲がわいてこないのだ。
それよりも、気になっていることがあって―――
「あの―――凛斗お兄ちゃん、出かけるんですか?こんな時間から―――」
もう時間は夜の7時を過ぎていた。
あたしの言葉に、叔父さんはなぜか少しぎくりとした様子で―――
「あ、ああ、ア、アルバイトしているんだよ」
「アルバイト―――夜の?」
「う、うん。え―と、あ、そうだ。部屋を用意してあるから、見てみるかい?」
なんだか歯切れが悪いのが気になったけれど―――
部屋、と聞いて、疲れていたあたしは促されるまま叔父さんの後をついて行った・・・・・。
パゲティとか・・・・・あ、でもミートソースがないな。ええと―――」
冷蔵庫の中をがさがさと探し始めた叔父さん。
あたしは慌てて手を振った。
「あ、あの、いいです。あたしそんなにお腹すいてないし―――」
「そうかい?でも病院でも大したもの食べてなかっただろう」
確かに、病院で出された食事は食欲が湧くものではなくて目覚めたばかりのあたしの箸もなかなか進まず―――。
だけど、不思議と食欲がわいてこないのだ。
それよりも、気になっていることがあって―――
「あの―――凛斗お兄ちゃん、出かけるんですか?こんな時間から―――」
もう時間は夜の7時を過ぎていた。
あたしの言葉に、叔父さんはなぜか少しぎくりとした様子で―――
「あ、ああ、ア、アルバイトしているんだよ」
「アルバイト―――夜の?」
「う、うん。え―と、あ、そうだ。部屋を用意してあるから、見てみるかい?」
なんだか歯切れが悪いのが気になったけれど―――
部屋、と聞いて、疲れていたあたしは促されるまま叔父さんの後をついて行った・・・・・。