チ イ サ ナ ヒ ト ツ ブ【思集 2】
開口


例えば、

ガッと大きく口を開いて、一日中開いたまま我慢して過ごせば、

どれだけの人に見られて、
どれだけのモノが口に飛び込んで来るのか。

何れにしても、
見る目は皆、訝しんでいて、
入るモノは皆、余計なモノだろうな。

開き続けた口は、
次は閉じるのも困難だ。

眉間には皺。

自分から開いたとしても、
その面は叫んでる様に見えるかな。





笑夜




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