俺様系彼氏


しばらく私の家でおしゃべりを楽しんでから由里奈は帰った。


「ハァ…」


なんだか最近ため息ばかりしている気がする…。

気のせい?


まぁいっか。


しばらくするとお姉ちゃんが帰って来た。

さっそく隣が引っ越して来たっぽいことを話した。


「ふーん。あたし的には来ないでほしかったなぁ。」

「え?なんで?」

「だって、うるさくしたりすると苦情くるじゃんっ!!
ただでさえうるさいアンタがあたしとケンカなんかしたらうるさいでしょ?」

「大丈夫だよー。お姉ちゃんより若そうな人だったし。家族で引っ越して来たかんじじゃなかったしー。なんか、独り暮らしっぽかった!」

「なら、いいんだけど…」


──ピンポーン


「隣の方かしらぁ♪」


なんだかお姉ちゃんはウキウキだった。


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