俺様系彼氏
7.同居
家へ入ると、お姉ちゃんが待ち構えたようにして玄関に立っていた。
「萌奈遅い!!」
「ご…ごめん…」
少し俯いて言ったせいか、ちょっと心配そうな顔をしてお姉ちゃんは私の顔を覗き込んだ。
「…なに…?」
「なんか…萌奈のテンションが違うなって。あと、ちょと頬っぺたにキズができてるし…洋服も違う」
「…汚れたから貸してもらったの」
「ふーん」
お姉ちゃんはそう言いながらリビングへ行ってしまった。
私は荷物を置くため、自分の部屋に入った。
………………………
「って…えーーーーーーーー!?!?!!」