俺様系彼氏


あーぁ、約束ってなんだろう?

そんなことを考えていると眠ってしまった。


夢をみた。

そこには、小さい私がいる。

「りょう〜!」

小さい私は誰かの名前を呼んでいる。

「もえな〜☆」

あれは…涼?ちっちゃくて可愛い。
でも…何でいるの?
ここどこ?


ここ…マンションの前の公園だ!



「りょうわたし、りょうのお嫁さんになる♪」

「ぼくはもえなの王子さまになる☆」

「約束ね♪」

「うん!約束☆」

そう言って小さな涼は小さな私にキスをした。

かわいらしいキスを。


「もえなのこと忘れないでね!」

「絶対忘れない。約束も!もえなもね!」

「うん!忘れないよ!バイバイ☆」

「バイバイ☆」


涼は男の人に連れてかれてしまった。

小さい私は手を振り続けてる。






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