胸が苦しくなるほど君を想った…
ピピピッ
「はぅッ!」
目が覚めた
時間は7時…
やばっ遅刻する!
あたしは急いで支度をして
チャリを漕いだ。
ずっと漕いでいると
見覚えのある
黄色のバックを
チャリかごにいれた
後ろ姿があった。
あれはー…
槙だ!
あたしはいそいで
チャリをとばして
槙の隣に行った
「おはよ槙!」
「おぉ瑞希ちゃん
おはよ♪」
「一緒いかん?」
「いいよぉ!」
あたしは
槙と一緒に登校することに
なった。
「…てかさ
瑞希ちゃんて新田くんが
好きなんだよね?」
「気になってる感じかな。」
槙はサッカー部の
マネージャーだから
部活は新田くんと
一緒。
「そうなんだ♪」
「なんで?」
「なんかね新田くん
瑞希ちゃんのこと好きみたいだよ?」
…はい?
「え…?」
「三弥たちが
そんな感じの話してたから!」
「なんていいよらしたん?」
「よくは聞こえなかったけど
同じクラスで
ケータイもってない人って
瑞希ちゃんでしょ?」
「…たぶん…
でもわからんたい?」
「絶対瑞希ちゃんだと
思うよ!」
「だって新田くん
あたしが話かけたるとき
いっつもそっけないし
嫌そうだよ?」
「う~ん…恥ずかしい
からじゃないかな?」
「好きな人に話しかけられて
あんな感じになるかな?」
「う~ん…」
あたしは槙とそんな話を
しながら学校に
向かった。