桜舞う冬
やつらとはうちのクラスの4人のギャルグループのことで、自分達はやりたい放題のくせに、いざ他の人が自分ら以上に目立つことをしたならトイレに連れ込み水浸しにするというなんともたちの悪い奴らのことだ。
きっとあの縦ロールがパーマに見えたのだろう。
「大水さんこれ使って!!はい部活用のタオル。」
華緒がすっと赤いタオルを差し出した。
あいつ身長高いからバスケ部だもんな。
「ありがとう…。」
桜は制服を拭きだした。
「ん!!?」
俺は自分の目を疑った。
「どうしたんだ涼?」
「あ、あいつの制服……。」
「制服?制服がどうしたんだ?俺たちて同じ制服だぜ?」
「いやそうじゃない……。」
俺の目は両方2.0だ。
俺は窓側の一番後ろ。
あいつは教室の一番後ろ。
見間違いなんて有り得ない。
「おい涼!なんなんだよ!」
「お前は変だと思わないのか?」
「なにがだ?」
「いいか?普通タオルで制服を拭くと乾きがはやくなる。」
「まぁ、当たり前だなぁ。」
きっとあの縦ロールがパーマに見えたのだろう。
「大水さんこれ使って!!はい部活用のタオル。」
華緒がすっと赤いタオルを差し出した。
あいつ身長高いからバスケ部だもんな。
「ありがとう…。」
桜は制服を拭きだした。
「ん!!?」
俺は自分の目を疑った。
「どうしたんだ涼?」
「あ、あいつの制服……。」
「制服?制服がどうしたんだ?俺たちて同じ制服だぜ?」
「いやそうじゃない……。」
俺の目は両方2.0だ。
俺は窓側の一番後ろ。
あいつは教室の一番後ろ。
見間違いなんて有り得ない。
「おい涼!なんなんだよ!」
「お前は変だと思わないのか?」
「なにがだ?」
「いいか?普通タオルで制服を拭くと乾きがはやくなる。」
「まぁ、当たり前だなぁ。」