「「キミに…」」 (梓&由浩)
梓はベットから降りてキッチンに行った。
キッチンに立ってる梓は初めて見た。
違和感がある(笑)
「ヒロー今ポテトサラダしかないやぁ
いい??」
「全然OK」
「わかったー」
明日、
梓が起きる前に出よう。
手紙を置いて、
出よう。
別に別れる訳じゃない。
手紙は梓1人で見てもらいたいから。
恥ずかしいし///
手紙なのは俺が
メールで長文を打つのが苦手だから。
クリアと電源のボタンよく間違える;;
それと間違えてメール消されない様に(笑)
最初はやっぱり『誕生日おめでとう』。
その次はこの3年間かな。
長かったけど梓との思い出は少ない。
でも1つ1つをはっきり覚えてるつもり。
これでも記憶力はいいんだ。
夜中に電話かけてきて俺が怒った事もあった。
梓がへこんでる時、慰めてくれたりした。
ほとんど野球関係だけどやっぱり
俺らは野球で繋がってる。
後は高校の時のこと。
梓の知らない俺の考えていた事書こう。
今度会って「あんな事あったよね」って
いっぱい話す約束もしよう。
休みの月曜日
めぃいっぱい使ってずっと話とこう。
あとは謝罪。
やっぱり寂しい想いさせて
やっぱり泣かす事しかできなかった謝罪。
シーズン終わったら今度はキャンプだけど、
なるべく苦手なメールするように書いとこう。
「梓写真撮ろー」
「えー(笑)」
最後にはこれからの目標を、
『出塁率トップ』
『盗塁王』
『月に1回ぐらいは会いに行く』
『彼女』も
『野球』も、
言い訳しないで
ファンに認められる選手へ。