「「キミに…」」 (梓&由浩)




最初にインタビューをしたのは南。


『まずは南選手から。
今回、初登板初勝利をあげた南投手……』


外野スタンドから拍手が上がる。

南は外野に会釈した。



『今日は本当におめでとうございます』


「ありがとうございます」



『初めてのヒーローインタビュー、
どんな感じですか??』


「めちゃくちゃ緊張します;;
本当にここ、ヤバイッスね;;
マウンドより緊張するかもです(笑)」




『本当ですか??
マウンドではポーカーフェイスな南投手ですが強打者よりもですか??』


「正直、こっちの方が恐いです;;」




『初登板初勝利となりましたが、どんな事を思って今日マウンドに立ちましたか?』


「丁度2日前に2軍の監督に『2日後1軍で登板』って言われてそぅ意識して準備してきました。

やっぱり人が多くてビックリしたけど、野手のみなさんの足をひっぱらない様に強気で頑張りました。」




『捕手の館川選手はどのようなアドバイスをされていましたか??』


「館川さんからはとにかくいつも道理に投げろと試合前からも言われていました。
他にも隣にいる松本さんや秋山さん、西本さんにも言われました。

言われてるけどあえて意識しないで投げていたら自然に慣れたのでよかったです。」



『今回初登板でしたが調子はどうでしたか??』


「自分的にはまぁまぁでした。
序盤に大きな1発打たれたけどその後に内野ゴロで終われて、自分の最低限のラインは出来たと思いました。
でも、自分の中で少しだけ波があったので、そのような所を無くして1軍で長く投げ続けたいです。」



『では今後も活躍できる様期待しています。

次は今回4打席4安打と大活躍をした
松本選手におこしいただきました!!』







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