-sad and painful-
進展は、
貴を諦めた日、夢には貴は出てこなかった。
次の日の放課後
校門に背の高いイケメンが立っていて、学校は騒然としていた。
「ぎゃー、誰!!?あの人?」
「誰かの彼氏!?」
みんな窓から見ながら黄色い声をあげる。
あれ、楢崎さんじゃね?
私は窓からふっと見ると、
目が合って、笑顔で手を降る。
あぁ、貴を思い出す。面影が…
私は、階段を降りて校門へ向かった。