-sad and painful-
「あれ、貴くんは?」

「知らない。」

すごく胸騒ぎがした。

それから、

次の日も次の日も

貴は私の目の前から

消えた。

心配になったお母さんは

貴のお姉さんに連絡した。

考えられることは

ただひとつ。

貴は



失踪




したんだ。
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