ダイアリー
11月19日
図書館の検索コーナーを子どもが占領している。年齢は2〜3才だろうか。
「すみません。」
検索コーナーの前で様子を伺っていると母親らしい女性が駆け寄ってきた。
見たところ僕と同じぐらい(いや、もしかするとずっと若いかもしれない)
「いや、いいですよ。気にしないでください。」
僕は子どもに笑顔をみせタッチパネルに触れた。
じーと見つめる無垢な視線に暖かいものを感じながら。
女性は驚きながらその様子を見つめていた。
実際、一番びっくりしていたのは僕ではないだろうか。こんな行動がとれるなんて自分でも驚きだ。
以前の僕なら、検索コーナーを独占する子どもに怒りを覚えるも母親に苦笑いしその場をあとにしただろう…。
そして、怒りに震え訳も分からず当たり散らしていただろう…。
『あの、ことばが心の扉を空けてくれたからだ』
手をつないで歩く親子を見ながら、僕は思った。
怒り、イライラ、苦しみ、悩み…。この世界観は心の持ちようでどうにでもなる。
図書館の検索コーナーを子どもが占領している。年齢は2〜3才だろうか。
「すみません。」
検索コーナーの前で様子を伺っていると母親らしい女性が駆け寄ってきた。
見たところ僕と同じぐらい(いや、もしかするとずっと若いかもしれない)
「いや、いいですよ。気にしないでください。」
僕は子どもに笑顔をみせタッチパネルに触れた。
じーと見つめる無垢な視線に暖かいものを感じながら。
女性は驚きながらその様子を見つめていた。
実際、一番びっくりしていたのは僕ではないだろうか。こんな行動がとれるなんて自分でも驚きだ。
以前の僕なら、検索コーナーを独占する子どもに怒りを覚えるも母親に苦笑いしその場をあとにしただろう…。
そして、怒りに震え訳も分からず当たり散らしていただろう…。
『あの、ことばが心の扉を空けてくれたからだ』
手をつないで歩く親子を見ながら、僕は思った。
怒り、イライラ、苦しみ、悩み…。この世界観は心の持ちようでどうにでもなる。