冬季限定!!ホットジャー



先に気づいたのはヌックだった。
「!!ホカロン様、こいつ、様子が」


「ゴホッゲーホホッゲホッ!?…ヌック下がっていろ」

イエローは燃(萌)えていた。
将来お嫁さんになるかもしれない園児たちの為に、今ここから脱出し病原菌から離れなければ!!



「きさまぁ!?今まで溶けてしまいそうだったのは芝居だったのか!しかし、そのポリバケツからはでられまい」



ホカロンは足元に転がるポリバケツのフタをつかむとイエローへと走った。


臭いものにはフタをせよ、母さんの言葉だ。


「甘いなぁ」


溶けかけのイエローが怪しく笑った瞬間、ホカロンは動けなくなっていた。


「お前ら!?なにをするの!!」

ヌックも同じく。


足元をみるとぎゅうぎゅうに敷き詰められた雪、雪、雪…いや、違う、これは…



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