冬季限定!!ホットジャー
「体が勝手に動くなぁ」
「親分の意思なんだなぁ」
「合体しそうだなぁ」
「ぎゅうぎゅうだなぁ」
「ヌックの姉さん、意外と足でかぃなぁ」
「あ、それ思った」
「スカートじゃないのが残念だなぁ」
ぐしゃ―。
ヌックは足に絡みつく雪だるまを一つ殴り潰す。
足元には日下部さんの部下たち、ミ●どらのようなミニダルマが動かすまいと押さえつけていた。
ブルッ
ホカロンはたまらず震えた。
ゲホッゴホッ
「貴様…魂は違えど日下部さんの子、ゲホッ、分を操れるとは」
「お前らの弱点は知れてるんだ、大人しく俺のいうことを聞くんだな」
「…ゴホゴホッ、ゲハッゲーホホッウホ」
「ホカロン様…」
青白いホカロンはガタガタ震えだす、熱がまた上がったのかもしれない。
「イエロー、ホカロン様を解放しろ!!」
「なら従うんだな」
「ヌック………ゴホッゴホッ、気にするな、こんなの気合いだと…」
母さんが言っていたような。
気がする。
「ホカロン様!?」
悪役みたいだイエロー!
一応頑張れイエロー!