冬季限定!!ホットジャー
「えーそんではミーティングしまーす、てか久しぶり、イエローだけど覚えてる?」


『はーい、覚えてまーす』

「はーい、俺はちょっと微妙だけど始めまーす」


なんじゃそりゃ!?


黒板前に立つイエローはダルそうな中ミーティングが始まった


誰?イエロー書記にしたの?
俺リーダーなのに無視して始めてるし


「今日はいつもの冬将軍の出没を予測しまーす」

みんなにプリントが配られた



『あ』


と、その時レッド(菊地)とピンク、双方の指先が触れた


「ご、ごめん」

「私こそごめんね」


一瞬ふれたかどうかも定かではない程の接触


頬をほんのりピンクに染め恥ずかしげに指を口許に添える仕草


この時レッド(菊地)は思った、なんて初々しい娘なのだろうと


しかし彼女は自分よりも10も年下、若い彼女を幸せにするには自分は歳をとりすぎた


周りをみれば彼女に似合いの若い男達だらけ


何故ここなのだ?


何故このような場所で2人は出逢ってしまったのか…

自分に僅かな確率しかないのはわかっている


彼女を諦めるのも自分の気持ち次第だ


でも…


だからこそこの気持ちは…
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