冬季限定!!ホットジャー
よいしょ
ズウウゥン
重量感漂う漆黒の口が教室の入り口に向かって身を置いた。
グリーンが入り口に向かってなにか仕掛けたのだ。
黒く長い筒状の……
「…本気か?」
ブルーが後ろから目を見開いて聞いてきた。
それに気づいたグリーンはゆっくりとゆっくりとその微笑みを顔に張り付け振り返った。。
欠けた月のように目を細め、いつもの笑みより口角を吊り上げて…
「これであの男を捕まえようと思うんですが…」
一旦、口を閉じなにか考えるように顎に手をやる。
「まぁ大丈夫でしょう」
ブルーは何故か冷たい汗が体から流れていることに気づく。
今までと違う冷ややかな、なにかを予感する悪感が………