冬季限定!!ホットジャー
ひとつ汗が流れ、何故か体が冷たくなる
「ちょっと」
キャア
キャア
子供たちの声が遠くに感じる。
「ブルー?」
足が浮くように、体に力が入っているのか否か…ここからすぐに離れなければ…
「危険な物じゃないからね!!パーティーグッズだからね!!!!」
「へ!?あ、あぁ…そうなのか!!」
気づくとグリーンが焦りと怒りを交えて怒鳴っていた。
「…なんだ、バズーカじゃないのか」
「残念なの?パーティーグッズを改造して網が出る仕掛けなんです」
「大掛かりなうえ紛らわしい…」
ブルーがこんこんとバズーカ型のそれを叩いた。
「本物がいいなら…」
「へ?」
「なんでもないですよ」
グリーンはいつものニコニコ顔だった。