冬季限定!!ホットジャー





「………はっ!?」




仲間の叫びに体が目が敵を捉えた。



気が付いた時には目の前が黒く覆われようとしていたが、なんとか後ろに体を退いたものの左頬に痛みが走る。






「…いってぇぇ…」


ヨロヨロと後ろに二、三歩下がったブルーは左頬を押さえ、チリチリ痛むのを意にも解さず敵を睨んだ。





「油断大敵、………俺かっこいい〜」



「黄木…お前なぁ」



傍観していた雪だるまイエローが呑気につぶやく…お前の体で味方が攻撃されたんですけど…。






「…正義を語る割には正々堂々卑怯なことをやりやがるな、なぁホットジャー」


ゆらりとした動きで先ほど出した手を引っ込めた日下部さんがそこに居た。



いつもの眠そうな目が日下部さんだからだろう、ギラギラと怪しく敵意を真っ直ぐにぶつけているようだった。




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