冬季限定!!ホットジャー
「やってやんよ!やってやんよ!!むしろしてあげる!!!!」
「なににだ!?三九三九か!?」
ブルーのテンションがハイになりかけた時だった。
どちらも譲らない攻防が続いた最中に突然起こった。
「お……おぉ!?」
ガクン、と黄木の体が突如静止し膝をついたのだ。
雪玉にも、まして奇声をあげるレッド(菊地)にもまともにダメージなど与えられていないのに……何故だ!?
「お……ぅおお」
次にきたのは体の底からくる気だるさ。
勝手に体のスイッチがOFFになり、休もうと意思に関係なく寝転んでゆく。
「な、何故だ!?」
困惑する日下部さんに、にやにや品のない笑いを浮かべたブルーがいつの間にか上から見下ろしていた。
「残念だったな、雪だるま野郎。やってやったよん」