三日月
私は一度職員室に教室のかぎをもらいに行った。

しかし、

「2-4のかぎは今ここにないねぇ・・・。まだ教室に誰かいるんじゃないか?」


見てきてごらん、とその先生が言った。



(いったい誰だろう・・・)

教室に行くと、電気はついていなかった。


「なんだ、誰もいないじゃ・・・」


――人影がある。

誰かいる。2人くらい。


私は息をのんだ。

(筆箱取りに来ただけだから大丈夫だよね・・・。)

そう思って、一瞬迷ったが思いっきりドアを開けた。



「失礼します!筆箱取りに来ただけなんで!」





その後私は絶句した。

―――瀬知とゆきがキスしていた



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